野生のオカメインコは木や砂地などで自然と爪が研がれていきます。ですので伸びすぎることはありません。
逆に、常に安全な環境にいる飼育されたオカメインコの場合、自然と爪が削れていくような環境にはいないのでどうしても爪が伸びすぎてしまいます。そのため定期的に爪を切ってあげることが必要になります。
爪が伸び過ぎるとおきること
爪が伸びるだけなら良いのですが、爪が伸びすぎることによって起こる不具合があります。
- 布地の上を歩いたときにひっかかり、骨折などケガの原因となる
- 肩や手に乗るとチクチクして痛い・ひっかき傷がつく
- 伸びっぱなしを放置すると爪全体が太くなり、歩くときに指の向きがおかしくなる
とにかく布地にひっかかります!
とても細い指と足なので、すぐに骨折してしまいます。
そのため爪切りはオカメインコのケガ防止のためにはかなり大事な作業となります。
爪切りの頻度
爪をどのくらい深めにカット出来るかにもよりますが、だいたい1ヶ月に1度ほど。
私は爪切りが苦手であまり深く切れなく、2,3週間に1度くらいになってしまう時があります・・・(汗)
オカメ達も爪切りが嫌いなので、あまり頻度は増やしたくないんですけどね・・・
どこで爪切りをするのか
動物病院や鳥に詳しいペットショップでも爪を切ってくれます。
一度も爪切りをしたことがない、不安だ、という時はまずはこのような専門的なところで切ってもらうと良いと思います。
かかりつけの動物病院や近くのペットショップへ問い合わせてみてくださいね。
1ヶ月に1度はかなり頻繁なので、自宅で爪切りする人も多いです。
専門の方の切り方をよく見て参考にするといいと思います。
ひとりで爪切り・・・我が家の良かった方法
はじめは一人がオカメを保定し、一人が爪を切る、と二人がかりで作業していました。ですが、保定している側の人間が嫌われてしまいそうだったので、私が一人で切るようになりました。
色々と検討した結果、現在はこの方法で落ち着いています。そちらをご紹介します。
爪切りに必要な道具
- はさみ型爪切り(動物病院ではニッパーを使ってました)
- ハンカチサイズの布(ガーゼタイプ)
- 洗濯ばさみ
- 止血剤
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爪切りの手順
我が家ではハンカチサイズの布でオカメインコをくるんで固定します。その時に洗濯ばさみで首元をとめるので、羽毛もはさんでしまわないように気をつけます。
注意点
- 息苦しくならないように、通気性の良いガーゼタイプのハンカチを選ぶ
- 絶対に胸のあたりを圧迫したりしないように
- 足をばたばたした時にガーゼハンカチに爪が引っかかることがあるので気をつける
- 必ず声かけをしながら、を心がけましょう(安心させるため)
爪切り時に出血した場合
用意していた止血剤を使用しましょう。
おすすめ止血剤はこちら
火をつけた線香で爪に押し当てて止血する、という方法をされる方がいるようですが、やけどをしたりと危険ですのでやめてください!爪の内部に損傷をおこす可能性もあります。
止血剤を使用し、それでも心配でしたら病院を受診しましょう。
まとめ 爪切りはケガ予防となる大切な作業
細い足と指のオカメインコにとって爪切りは安全に過ごすためにかかせないものです。
専門の方にお願いしたり自分で腕を磨いたりしてケガをさせることのないように管理してあげてくださいね。
そして爪切りはオカメインコにとってストレスのかかる行為なので、できるだけ迅速に終わることの出来るようにしてあげてください。
追記.
我が家の最高齢のオカメくん。13才。最近このカットの仕方をするとかなり心臓があおられるのか、はぁはぁと息切れするようになりました。手早く切るように気をつけているのですが・・・。
心配なので顔を出して洗濯ばさみで止めてみました。
心臓もあおられることも無く、意外と抜け出したりも無くカット出来ました。
年を取ってすこし性格も丸くなったのか?次回はどうか分からないですけど、今回はおとなしく切らせてもらえましたよ~(^_^)/
ちょっとなにすんの~?!な感じで指をはむはむしてました。無事爪切り完了☆次回もお利口さんでお願いします。